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「本当言うとやっていません」初めて否認する菅家さん(産経新聞)

【足利再審 テープ再生(5)】

 【平成4年12月7日】

 《テープの再生は、平成4年12月7日の取り調べ分に移る。菅家さんはこの日の取り調べで、足利事件について初めて否認の言葉を口にする》

 《東京拘置所から宇都宮拘置支所に戻ってきた菅家さんに森川検事の取り調べが再び始まる。5回を終えた公判では菅家さんは自白を続けていた》

森川検事「(福島)万弥ちゃんとか、(長谷部)有美ちゃんの事件(いずれも別の女児殺害事件)ね、言われると分かるかな」

菅家さん「はい」

森川検事「うん分かるね。今裁判になっているのは(松田)真実ちゃんの事件(足利事件)ね。一昨年(平成2年)5月の事件ね。で、その前に万弥ちゃんの事件と有美ちゃんの事件があったわけだよね。で今日、僕がここに来たのはね、君の捜査が今まで『私がやりました』と調書取っているでしょ。そのことについてね、もう1回くらい聞こうかなと思ってね。本当に君がやったのかどうか、そこを聞きたい訳ね。僕は本当のことが知りたいわけね。本当に君がやったのか、もう1回確かめたくてね、来たわけ」

 「だから、今までね、こういうこと言っていた。ああいうことを言っていたということにこだわらないで、今日はもう自由な気持ちで、楽な気持ちで話してもらいたいと思っているわけね」

 「本当にやったのなら、本当にやったということで構わない。やっていないんだったら、やっていないということで構わない。どちらでもいいんだけど」

菅家さん「(沈黙の後)本当言うと」

森川検事「うん」

菅家さん「いいですか」

森川検事「いいよ」

菅家さん「やっていません」

森川検事「やっていないの?どちらも?それとも片方だけ?」

菅家さん「どちらもです」

 《菅家さんの言う「本当のところ」について問う検事に、全面否認をする菅家さん。「どちらも」との答えには、足利事件のことも含まれていた》

森川検事「どっちもやっていない」

菅家さん「はい。自分が…警察ですか、昨年ですけども、12月の確か日曜日でした。そのとき、警察の人が来まして、自分は(当時菅家さんが週末を過ごしていた)福居の和泉町ですか、あそこにいました」

森川検事「え、福居の?」

菅家さん「福居の和泉町に日曜日の朝いまして、自分が寝間着でいまして、で、玄関から入ってきまして、警察の人が、それで自分は寝間着でいました」

森川検事「うんそれで、うん」

菅家さん「警察の人が来て『今日何しに来たか分かっているな』と言われたんです」

森川検事「うん」

菅家さん「(震える声で)それで自分…分かんなかったです」

森川検事「うんそれで」

菅家さん「うーん、自分も何がなんだか分かんなくて」

森川検事「うん」

菅家さん「で、写真を、真実ちゃんですか、真実ちゃんの写真を見せられまして、何て言うんですか、(真実ちゃんがいなくなった)パチンコ屋さんの前に看板が置いてあるんです」

森川検事「看板?」

菅家さん「看板が、看板に真実ちゃんの写真ですか、張ってあったのと同じだったんですよね」

森川検事「それで?」

菅家さん「この子、パチンコ屋さんの前に張ってあった写真と同じだなと思いました」

森川検事「うん」

菅家さん「それで自分は何が何だか分からなくなって、それで警察へこれから一緒に行くからと言うんですよ。それで自分行きました」

 《当日の行動を語る菅家さん。任意同行から初日の取り調べなど当時の詳細がぽつぽつと語られる》

森川検事「うん、それで?」

菅家さん「それで、その日の夜中まで、自分はやっていない、やっていないと言いました。それでもう、夜中までやっていないって自分は言いましたから。自分自身、これ以上、10日でも20日でもやっていないと言っていますと、なんか、もしかして殴られたりけられたりするんじゃないのかと思いました。それで自分がやったと話したんです」

森川検事「うんうんうん。夜中になって?」

菅家さん「はい。そうです、それが1日すぎだと思いました」

森川検事「それで?」

菅家さん「それでその日になんていうんですか、逮捕っていうんですか、されました」

森川検事「それでどうなったわけ?」

菅家さん「それで、次の日から取り調べられたわけですけど(沈黙)」

森川検事「それで?それからどうなった?」

菅家さん「それから渡良瀬川ですね。渡良瀬川ですか、あそこに行って、河川敷に下りて行きまして。それで、あのー、何ていうんですか、真実ちゃんがここにいたんだということを教わりました」

森川検事「うん、説明したね。それで?」

菅家さん「それで…、なんだか自分でもよく分からなくて、河川敷にずっと歩いてきまして。下へ下へ降りていきまして。それで、草場ですか、去年のあのときは草とかなかったと思うですよね。それなのに、もう、その真実ちゃんですか、その子がいた場所といいますか、分からなかったんです」

森川検事「うんそれで?」

菅家さん「(沈黙の後)で、自分はその子がどこにたか分からなくて、警察からここにいたんだということを教わったわけです」

森川検事「それで?」

菅家さん「でも、お線香ですか、お線香をあげまして…(沈黙)それで警察へ帰っていったわけですけど、その前に山清ですか」

森川検事「ヤマセ?」

菅家さん「(菅家さんが当時よく訪れ、犯行当日も買い物をしたとされた)食料品の山清へ車で行って、ここで自分がコーヒー買ったり、おにぎり買ったりして、和泉町の家にいったわけです」

森川検事「うんそれで?」

菅家さん「で、そこから、あのなんていうんですか、車の中から指を出して、それで、あの、あそこですということで…」

森川検事「警察に教えたねー。はい」

菅家さん「それで戻りまして。戻って警察に行きまして、また調べですか」

森川検事「現場をね、河川敷を案内したり、君が立ち寄った場所ところを案内して連れて行ったりして、警察の調べが始まったということね。それで?」

菅家さん「それで…それから地図ですか、渡良瀬川の河川敷とか、それから、真実ちゃんがいました場所ですね。そこまでの地図を書いたりしました」

森川検事「それで?」

菅家さん「それからまた…書いて…(沈黙)書いて、その確か2枚から3枚書いたと思いますけど」

森川検事「君がね、去年の12月、捕まってずっとこれまでの取り調べのいきさつというのは僕は全部分かっている。で、現場を案内したときも、僕そばにいたかとどうか覚えている?去年の12月」

菅家さん「12月ですか。あの真美ちゃんのとき、いたと思うんですけど」

森川検事「うん、覚えている?」

菅家さん「はい、覚えていました」

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